現在、歯科治療の選択肢として定着し、治療の第一選択とも考えられているインプラント治療の歴史についてです。
歴史をさかのぼると、失った歯を人工材料で補うインプラント治療は古くから行われていたと言われています。
ヨーロッパでは、上顎骨に鉄製のインプラントが埋まっている紀元2~3世紀の古代ローマ時代の人骨が発見されています。
この時点ですでにインプラント治療が行なわれていたのでしょうか?
中南米では、紀元7世紀のマヤ文明の遺跡で発掘された20歳代女性の下顎骨に、天然の抜去歯2本と貝でできたインプラントが埋まっていました。
そして、このインプラントには歯石が形成され付着していたことから、口腔内でかなり長期に機能していたと考えられています。
女性の前歯ですから、審美歯科的な考え方だったのかも知れませんね。
スゴイです。
もちろん、この時代と現在のインプラント治療とは全く違うものであったようですが・・・。
でもでも、非常に面白い雑学だと思います。